ヨーゼフ・ホフマン
天才の一言につきます!
私が大好きなピアニストとしてのラフマニノフやホロヴィッツもそうですが、完璧なのはホフマンです。
ラフマニノフなどとだいたい同世代のピアニストですが、意外と知らないピアノの先生もいます。
絶対に聴くべきピアニストです‼︎ラフマニノフなどの同世代の作曲家からは絶大な信頼を寄せられていました。
ショパンやリスト、シューマンなど割と限られたレパートリーで近現代の物は演奏していないと思います。小品が多く、録音状態も決していい訳ではないですが、その音源や残っている映像からは完璧なテクニックと奏法も無駄な動きがなくすべてが自然でピアノと一体となって弾いているのがよく分かります。
特にピアニッシモのパッセージワークは透明で美しく、キラキラしているようです。またホロヴィッツのピアニッシモとは違う魅力ですね。
語学にも優れ、著作家、発明家でもありかなりの特許を持っていたと言われています。まさに、何でも出来る天才です!
ただ、ホフマンにとって何でも出来たのが不幸だったのか、飲酒や薬物乱用、離婚など私生活は散々だったようです。。
それでも今残っている音源はどれも素晴らしく、同じ曲でも年代が違うと天才ホフマンのその頃の解釈の変化も感じられて面白いです。