ピアノ界でもパワハラ!?

最近、日本のスポーツのニュースなどでも取り上げられているパワハラ問題。
スポーツに限った事ではないのですが、ピアノ業界でもゼロではないと思います。

パワハラの境界線は微妙ですが、私世代が子どもの頃に習ってきた先生の中にはかなり厳しい方も多く、周りのママさんたちも小さい頃はよくピアノの先生に手を叩かれたという方が数名いて、自分の子どもには音楽を楽しんでほしいとみなさん仰います。

なぜ今この話題をしたかと言うと、先日厳しいピアノレッスンのせいでピアノ嫌いになってしまったというお話を聞き、前にも同じような話を聞いていたのでまたかという思いもあり、とても悲しい気持ちになったからです。
未だに昔ながらの古いレッスンで、ピアノ嫌いを生み出している方がおられます。

芸事にある程度の厳しさや緊張感は必要だと思いますが、その厳しさが生徒を萎縮させてやる気を損なってしまうような厳しさではいけません。その先はレッスンが嫌(楽しくない)→辞めるになります。
(音大音高受験やコンクールはまた目指す所が違うので、色んな意味で覚悟が必要ですが)

子ども時代のこの記憶はずっと残りますので、罪は重いですね。

本来音楽というのは書いた字のごとく、音を楽しむものです。
私たちピアノ講師は絶対にそれを忘れてはいけないと思います。

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